これが最後の日本のグループサウンズと言われている「PYG」、ピッグです。
人気GSグループのタイガース、テンプター-ズ、スパイダースから、
それぞれ2人づつ参加して組まれたバンドで、沢田研二と萩原健一という、
ビッグなボーカリストが2トップで加入して話題になったバンドです。
が、しかし企画倒れだったのか、キャラガ強すぎたのか売れませんでしたね。
楽曲も売れ線の歌謡曲路線というより、ちょっとマニアックなサウンドだったので、
一部のファンの間でしか受け入れられなかったのかもしれません。
曲風はこの後のドラマ「太陽にほえろ!」や「傷だらけの天使」のBGMで活躍する、
井上堯之バンドを髣髴させる渋いサウンドで、かっこいいです。
今、あらためて聴くと、なんとも独特の味があって昭和の路地裏風景が浮かびそう。